「うちの子ぜんぜんやる気になってくれない」「何回言っても勉強しない」とため息がでていますか?
家での勉強も効率よくできたらいいのに・・・と思いますよね。
子どもがやる気になれないのは、もしかしたら親の側に原因があるかもしれません。
家庭学習を効果的にするには、学習環境がとても大切なんです。
この記事では、最適な学習環境にするために親ができることと、役立つグッズを紹介します。
結論から言うと
- 最適な学習環境には「物理的」と「精神的」の2つが関係する
- 親がかける言葉の影響力は大きい
- オンラインならではのマイクには注意
- パソコン画面を見るときの姿勢や目線にも気をつけて
- ご褒美は上手に工夫して効果的に
となっています。
詳しく見てみましょう。
家庭学習に適した環境とは?
自分の部屋もあるし、立派な机もOK!勉強するための環境は万全!!と満足していませんか?
子どもがやる気になるように整えたい学習環境は以下の2つです。
● やる気や自主性などの気持ちに直結する精神的な学習環境
物理的な学習環境
そもそも集中力は、低学年では15分、高学年で30分、大人でも60-90分と言われています。
特に子どもは周囲の状態に影響されやすいため、勉強する場所では、気を散らす余計なものが視界に入らないようにするのが効果的です。
集中するためのコツについてはこちらの記事も参考にしてください→集中するための3つのポイント
家族も同じ場所で行う
一緒にやっている(パパやママも頑張っている)ことで、安心感と一体感が生まれ、親が集中している姿を見せることはプラスにはたらく場合が少なくないようです。
誰かがいる=見られている という意識になり真面目に取り組むこともあるかもしれませんね。
年齢が上がると、個室の方が集中できる場合もあります。お子さんの状況に合わせて対応してください。
勉強道具やプリントなどを自分で整理する
学習に必要なインプットとアウトプットは、脳で正しく整理する力です。
身の回りを整理することで、頭の中を整理する力を養えます。
精神的な学習環境
より忘れてはいけないのが精神的な学習環境です。
子どもを「褒める」ことが、シンプルで最も効果的と言われています。
親から子どもへの言葉は学習意欲にも影響力があることが多くの研究結果からも明らかになってきました。
ついつい、「勉強しなさい!」「みんなからおいていかれるよ!」と大きな声を出してしまうことってありますよね。
でも、思い出してみてください。自分が子どもだったときのこと。
親に「勉強しなさい!」と言われて、「よし、やるぞ!」とやる気になったことがありましたか?
わたしは、「いまやろうと思ってたのに。言われたらやる気なくなったー。」 って感じでした(笑)
歴史は繰り返すと言いますが、やっちゃってますね~。(反省)
マイナスの声がけがやる気をおこすことは残念ながらほとんどないでしょう。
まずは、小さなことでも「褒め」て、「承認」してください。
指摘したいことがあるときは、まず「褒めて」からにしましょう。
「褒め」→「指摘」→「褒め」のサンド型もおすすめです。
ただし、「すごいね~」「がんばったね~」「えらいね~」「天才だね~」などのように漠然とした言葉や、能力だけを褒めることがないように注意が必要です。
「きれいにノートが書けてるね」「今日は勉強の時間を忘れないで覚えてたね」「覚えたのが10個に増えたね」などのように、
褒めるときは
他と比較せず、子どもの過去と比べて成長できた部分を
結果ではなく、過程や頑張った努力を
これらを意識して褒めるようにすると効果的です。
親の声がけは子どものやる気や自主性に大きな影響を与えることを決して忘れないでください。
オンライン家庭教師を受けるために特に気を付けたい環境づくりのポイントは?
オンラインでも生徒の様子を見て声をかけたりしてくれますが、直接近くで見るのではなくカメラ越しの対面になるため、生徒の表情や体の動きなどの詳細がつかみきれないことがあります。
先生が生徒のニュアンスや雰囲気を把握しきれない場合があるのはオンラインでは仕方がない部分です。
慣れない始めのうちは、聞きたいことがあっても聞けなかったり、ちゃんと理解していなくても、わかったように振舞って次にすすんでしまうこともあるかもしれません。
始めのうちは特に意識して、親が子どもの様子に注意を向けておくのもいいと思います。
監視にならないように(笑) 「見張る」のではなく、「見守って」くださいね。
オンラインならではの注意はマイク
子ども側のマイクがONになっていると、自宅の音声が筒抜けになります。
マイクは思った以上に余計な音声を拾ってくれちゃうんですよね~。
授業中は家族が協力して静かに過ごせば、自分だけが遊べない、楽しくないという感情にならずに済み、雑音も入らず一石二鳥ですね。
(ヘッドセットを使用すれば音声が筒抜けることなく安心です)
姿勢から体に痛みが出ることも
オンライン授業の場合、パソコンの画面を見たり、机の上で問題を解くことで、視線が頻繁に上下します。
なるべく視線の移動距離が近くなるように、パソコン画面の位置を台などで調整し、正しい姿勢で座った時の目線になるように設置してあげてください。
正しい姿勢は、肩や首が痛くなるのを軽減させると同時に、集中力の持続にもつながります。
ときには頑張ったご褒美も
エサで釣るようなご褒美の仕方は控えるべきですが、子どもはハナマルやシールなどのちょっとしたご褒美もうれしいものです。
また、読書用の本や新しいノートやペンなど、次の勉強につながるご褒美なら効果的だと思います。
ご褒美も褒めるときと同様、結果へのご褒美ではなく努力(頑張った過程)へのご褒美を意識してみてください。
お子さんの性格もあるので、一概にこれがいい、これはダメとは言い切れませんが、始めはただご褒美がうれしくても、いつのまにか勉強が好きになったり、自然に勉強する習慣につながるように工夫しながら活用するといいですね。
オンライン家庭教師の利用に最適なおすすめグッズ!通販購入先も
ここからは、役立つグッズをご紹介します。
頑張った分だけ増えるごほうびシール
こちらは台紙がシールを貼るシートになっています。
お子さんの好きなキャラクターだと喜びそうですね。
↑男の子にはポケモンのシール。
↑女の子はプリキュアが定番ですね。
賞状の授与で特別感
手書きの賞状も気持ちがこもっていて嬉しいけど、本格的なものをもらうと特別感がでて喜びも倍増?!
好きな文章を印刷してもらえる本格派です!
↑本文は最大120文字までで自由に設定することができます。
自然に姿勢が良くなる椅子と卓上デスク
座るだけで自然と背筋が伸びて姿勢が良くなる、ちょっと変わった形の椅子です。
↑一見不安定そうですが、実際に座ってみると驚くほど楽なんです(友人宅で試しました)!
別売りの替えカバーを使えばいつでも清潔に使えます。
こちらは10度の傾斜が姿勢を良くしてくれる卓上台。
中に収納もでき持ち運びが可能です。
アスカ どこでも学習台 勉強台 DSK01 収納あり 持ち運び可 傾斜10°で正しい姿勢で集中力UP お絵描き 勉強 読書
まとめ
この記事では、最適な学習環境にするために親ができることと、役立つグッズを紹介しました。
まとめると
- 最適な学習環境には「物理的」と「精神的」の2つが関係する
- 親がかける言葉の影響力は大きい
- オンラインならではのマイクに注意
- パソコン画面を見るときの姿勢や目線にも気をつけて
- ご褒美は上手に工夫して効果的に
です。
親が最も力を発揮できるところは、学習環境を整えてあげることです。
親や先生に言われたからやるのではなく、自分からやろうという気持ちを育てていけたらいいですね。
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